カテゴリ:技法・technique( 128 )

黒化粧

b0022655_1892414.jpg

僕のうつわに施されている皹(ひび)は釉薬の貫入ではなく化粧泥による皹割れです。

皹黒は黒化粧、皹化粧は白化粧をそれぞれに使っていますが、
白化粧と黒化粧の調合は全くの別物。

この黒化粧は[蛙目粘土]+[M-700]のみで調合した簡単なものです。

!→…ranking
b0022655_166360.gifb0022655_1663534.gifb0022655_1665319.gifb0022655_1671418.gifb0022655_167276.gifb0022655_1673932.gif
by tenstone | 2014-11-22 18:25 | 技法・technique | Trackback | Comments(2)

板皿の乾燥


気温が低くなってくると急に乾燥が遅くなります。
板モノは反りを防ぐ為、均一に乾燥させなくてはいけません。
均一に乾燥させるためは新聞紙で囲ったりしてゆっくり乾燥させるのです。

一般的にゆっくり乾燥させる事が定石とされていますが、均一に乾燥させる為への手段が「ゆっくり」なので目的を達成することが出来るのなら早くても良い。
というのが僕の考えです。
b0022655_2211970.jpg

作業台の上に敷いてあるのはケイカル板、その下にはホットカーペットが敷いてあります。
ホットカーペットの上に直接作品を置いてしまうと接地面が蒸れてしまうので間にケイカル板を挟んでいます。
ケイカル板は吸水、吸湿に優れていますので蒸れることなくじわっと下から暖めてくれます。
表面は通常の乾燥と同じく新聞紙で囲みます。

この方法で1日〜1日半で写真の通り完全乾燥することが出来ます。
反りの確率も通常の乾燥時と変わらない程度です。
重りを載せるなどすれば更に確率を下げれるかもしれません。



!→…ranking
b0022655_166360.gifb0022655_1663534.gifb0022655_1665319.gifb0022655_1671418.gifb0022655_167276.gifb0022655_1673932.gif
by tenstone | 2014-10-22 22:24 | 技法・technique | Trackback | Comments(0)

センター決めの小技

b0022655_0174834.jpg
器の両側に取手などの装飾をする時の位置決めは意外と難しかったりします。
いろんな方法を考え、落ち着いたのはこの方法です。


b0022655_023241.jpg
器の上にタタラ板などを均等に並べ
b0022655_020265.jpg
減らしていく
b0022655_019471.jpg
この取手の場合は板2枚分の幅なのです
b0022655_0193368.jpg
センターをピンポイントで見つける時は1枚残しで
b0022655_019138.jpg
完成

!→…ranking
b0022655_166360.gifb0022655_1663534.gifb0022655_1665319.gifb0022655_1671418.gifb0022655_167276.gifb0022655_1673932.gif
by tenstone | 2014-06-24 00:22 | 技法・technique | Trackback | Comments(0)

土台で削る

ロクロ成形後の削り作業、作品を支える方法はいくつかあります。
僕の場合
・ロクロにベタ置き
・粘土で作った土台を使う
・湿台(しった)を使う
場合によってはこれらをアレンジした方法でさぎょうしています。

▼素焼きの湿台
b0022655_14234656.jpg


今日は粘土で土台を作る時の様子を紹介します。

ロクロに粘土を据え
b0022655_14301367.jpg

乗せる器の口が当たる辺りをしっかり削り、中心のとれた形にします。
天辺の方や裾の方、器の当たらない部分はあまり気にしません。
b0022655_1430376.jpg

器を乗せ削り出します。
特に固定はしていません。
b0022655_14333514.jpg
b0022655_14341160.jpg

こんな感じで削っています。
b0022655_14345911.jpg
たまに面白い削り方をすることもあるので、その時はまた紹介しようと思います。

ちなみに僕は左利きで右回転ですね。

!→…ranking
b0022655_166360.gif b0022655_1663534.gif b0022655_1665319.gif b0022655_1671418.gif b0022655_167276.gif b0022655_1673932.gif
by tenstone | 2014-04-15 14:24 | 技法・technique | Trackback | Comments(2)

制作時間

皹化粧の器は基本的な陶芸の工程に加えいくつかの工程を加えています。
そこで、今までざっくりと感覚的にしか把握していなかった皹化粧のポットの制作時間を計ってみました。
途中で思いついたのでロクロ制作の部分は測っていない。

ストップウォッチで各工程の作業時間のみ計測。まつわる準備や作業間の時間は未計測。
ここまでの結果
【1】ボディ・注ぎ口・蓋のロクロ成形:(未計測 10~15分くらい?)
【2】ボディ・蓋の削り:(未計測 7~8分くらい?)
【3】組み立て:30分
【4】皹化粧を施す:35分
続きは次回
b0022655_2233950.jpg

この後、素焼き→施秞前の細工→施秞→本焼→表面研磨、と続くので計測を続けようと思います。


!→…ranking
by tenstone | 2014-03-03 02:44 | 技法・technique | Trackback | Comments(0)

形を理解する

作っていて上手く出来たり出来なかったりする時は形や行程を理解していないことが原因だったりします。
b0022655_072898.jpg

例えばコロンとした器、
コロンってどういうことだろう。
形を理解しようとする時、できるだけ細かく沢山の要素を見つけます。

この写真の器だと、
底のサイズ・口径・高さ。ここらへんまでは簡単に目に入ってくるので理解しやすいですが更に、
口径ではなく最大幅・最大幅の位置は全体の高さの5/6にある・縦横比は1:1である。などと細かく観察していきます。
最大幅とその位置、口径高さが決まれば器のカーブもほぼ決まります。
これに加えて行程も細かくチェックします。
土の量をきめ、はじめに伸ばす形、その次になる形、またその次ぎになる形、と一手ごとの形をちゃんと覚えていきます。
こうしていくと、本来3手目にならなくてはいけない形にならなかった時に4手、5手と手をかけても3手目の形にしようとしますので手数は増えていますが次に進む時は段取り通りの形になっています。
よくある失敗パターンは、なんか変だなと思いながらも無理矢理続け、最後で帳尻あわせようとするも…。ということです。

イメージを形にするというのは感覚的なことに見られがちですが、けっこう理論的なものだったりします。
ただ、こういう訓練をしていくうちにだんだんと感覚的に出来ることが増えてきたように思います。

!→…ranking


b0022655_218327.jpg
【橋本忍 展】

2014年2月13日 ~ 2月18日
うつわ謙心 東京都渋谷区渋谷2-3-4 スタービル青山2F
(全日在廊します)


by tenstone | 2014-01-21 00:13 | 技法・technique | Trackback | Comments(4)

とんすいを作る

とんすい=呑水 
鍋の時に使う取り鉢をこう呼びます。

以前にも度々紹介しましたがグラタン皿やココットそして、とんすいも僕はふちから取手を切り出す方法で作っています。
2011年のココットの作り方紹介の時の動画を見たら、現在とは微妙に変わっていました。
ちゃんと進化しているなぁ、俺。(笑)

センターのとり方も今はタタラ板を使うようになったので汎用性が増しどんなサイズでも簡単にセンターがとれるようになった。
こんなちょっとした工夫だけども見つけるのに数年かかっているようです(笑)
b0022655_142318.jpg

フチを切るのにも専用の道具を作ったおかげで随分と楽になりました。
この道具はノギスの片方の先端を切り落とし、そこに焼いて熱くした針を刺すだけ。
もう片方は滑りを良くする為にアルミテープを巻いています。
使い方は動画を見て下さい。


▼こちらが2011年の動画



!→…ranking
by tenstone | 2013-12-26 01:25 | 技法・technique | Trackback | Comments(2)

メトロノーム


b0022655_17424720.jpg


このところ自分が信用できず、秞掛けの時にメトロノームを使い、漬けこむ時間を一定化させてます。
小技!(笑)

!→…ranking
by tenstone | 2013-12-13 17:42 | 技法・technique | Trackback | Comments(0)

電動ロクロで皿を作る



石膏板の使い方を、と思いiPhoneで撮影しはじめたけどせっかくだから皿の作り方も紹介します。

■今回は550gの玉からコーヒーカップ&ソーサーのソーサーを作っています
 大きい皿も基本はいっしょです。

■石膏板の上で土殺しをしてパンケーキ状にします
 この直径サイズが高台のサイズとなります。

■ある程度まで指で底を作ったら真っすぐなコテで底を仕上げる
 針を刺し底の厚みを確かめる。
 思っているより薄くした方がいいです、
 針がカツッと石膏板に当たる感じ。

■壁を引き上げる
 僕は四角いコテを使っているので底作りから一気に壁も引き上げます。
 厚みを整える。

■壁を倒し込む
 完成形までは倒さずに少し前でサイズ調整の為のカット、縁の処理など行う。

■最後の倒し込み
 一手で済ませ後は触らないようにします。
 乾燥で立ち上がってくるので少し深めに倒します。

はじめの段階で底を仕上げてしまうこと、最後の一手前にすべてを終わらせること。
これが楽に作るコツだと思います。


石膏板はご覧の通り作業の流れを止めることが無くとてもいい道具です。
ロクロびきをした後は作品の底を切らずにそのままビニールをかけて置き、翌日には動画のように外れます。
今日はちょっと急いでいたので"引きはがす感"が強く見えますが、もうちょっと放っておけば簡単にとれます。

 
!→…ranking
by tenstone | 2013-12-06 00:53 | 技法・technique | Trackback | Comments(4)

掛け分けを考える

写真のように器の内側と外側を違う色にする事がありますが、この時考えなくてはいけない事があります。
b0022655_18231049.jpg

掛け分けるポイントをどこにするかという事です。
b0022655_1915448.jpg

陶器の場合、縁が限りなくとがっていて裏と表がスパッと分かれる事はほとんど無いとします。

図のように丸めの縁だとして、掛け分けのポイントは大雑把に3カ所でしょうか。

どこで分けてもそんなに変わらないんじゃないの?と思うかもしれませんが、僕はこの掛け分けのポイントで見え方の印象がぜんぜん変わると思っています。

始めの写真のカップは外側まで内側の釉薬を掛けています。
こうする事で器の厚みを見えづらくしてシャープな印象になります。
それに対してソーサーは内側まで外側の釉薬を掛けています。
これは上から見た時に裏の色を見せる事によってツートンになっているという事を想像させる為です。
ここを外側でとめると上から見た時にはただ白いソーサーとして映りますが縁に黒が見えている事で裏側を想像してもらえる事が出来ます。
b0022655_18231469.jpg


また、内側の釉薬を内側でとめるとこうなります。
b0022655_1914174.jpg

これはカップと比べ縁の形状がちょっと違いますが、見た目で器の厚みを感じ取る事が出来るため印象が変わります。

作るものや感じてもらいたい印象に応じた掛け分けのポイントがあると思います。


!→…ranking



SHINOBU HASHIMOTO CERAMIC EXHIBITION LONDONb0022655_1623670.jpg

2013年4月17日〜5月19日
gallery Eclectic @London

展示の様子


by tenstone | 2013-05-14 19:21 | 技法・technique | Trackback | Comments(2)


札幌の陶工房&器ギャラリー【STUDIO TENSTONE】橋本忍の作品紹介や陶芸のお話。下のマイクマークからインタビュー記事へ


by tenstone

プロフィールを見る

カテゴリ

全体
お知らせ
陶芸コラム・column
作品・works
技法・technique
道具・TOOL
展示・exhibition
メディア・掲載
私事
趣味的な話
プロフィール
未分類

お問い合わせ
ホームページ
Online Store4/20up
陶芸用エプロン8/23up

STUDIO TENSTONE
北海道札幌市白石区平和通9丁目北10-16
電話011-866-5067
OPEN 10:00~18:00 日祝休

※個展などで留守にしている事もありますので、お越しの際はご一報ください




2018年スケジュール

橋本忍展
2月8日〜13日
@うつわ謙心(東京)

橋本忍展
4月13日〜5月12日
@林屋商店(台中)




2017年の活動
2016年の活動
2015年の活動
2014年の活動
2013年の活動
2012年の活動
2011年の活動
2010年の活動
2009年の活動
2008年の活動




作品取扱店
■Galerie h(Geneva)
■il dono千歳(北海道)
■人禾生活有限公司(台湾)
■物.品 Wu-pin(北京) 
■gallery Eclectic (London)
■ivory (webshop)
■うつわ謙心 (東京)
■WAGOKORO (webshop)
■OEN (webshop)
■はしもと陶芸館 (北海道)
■Maud and Mabel(London)
■待入荷(北京)
朝阳区新源南路16号世方豪庭一层






Shinobu Hashimoto


Twitterボタン

以前の記事

2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
more...

検索

タグ

最新のコメント

>てるとさん うわぁ、..
by tenstone at 21:37
冬道はアイスバーンならス..
by てると at 05:20
> sakura-kam..
by tenstone at 10:53
窯の大きさについて、納得..
by sakura-kama at 18:23
>てると さん お久し..
by tenstone at 22:26