カテゴリ:技法・technique( 115 )

板皿のツボ

陶芸体験や陶芸教室の生徒さんの板皿作りを見ていると、多くの人に同じ特徴が見られます。
縁の上げ過ぎです。
板状の粘土の縁を立ち上げる事によってお皿となるので、立ち上げに意識がいってしまい、立ち上がりすぎてしまいます。
実際に家のお皿を見てみると判りますが縁は緩やかに上がっています。少しだけ立ち上がっていればお皿としての要件を満たすと思います。

また、僕が皿を作るときのポイントなのですが。
立ち上げるのではなく、落としていくという感覚でやっていきます。
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まずはしっかり起こしてから縁作りをして、最後に落として角度を決める。
落として決めるという感覚でやると上がりすぎる事は無くなりますが、落としすぎる事がありますのでご注意を(笑)
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by tenstone | 2011-12-09 15:05 | 技法・technique | Trackback | Comments(2)

【結果】タタラの切れ

これまでの経緯
【1】タタラの切れ
【2】【まとめ】タタラの切れ
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前回の考察で原因は「締め」であろうと考えました。
そこで締めを意識して作ろうと思ったのですが、必要以上に手数を増やすと後々の制作の負担になるのでどこまでやれば良いのかを試してみました。

今までの作り方は
1. 練った粘土を円柱状にまとめて、スライス
2. ゴムベラで締め
3. 成形

今回3パターンの締め方を実験しました
1. 練ってまとめる時に叩きを多くして固まりごと締め、後は同じ。
2. 1.に加えて成型時に中心部をスポンジなどで締めながら成形。
3. 今まで通りのまとめ方(あまり叩かない)に加えて成型時にスポンジで締め。

結果は一つも切れず、どれも100%とれました。
ということは、、、あとちょっと締まっていれば切れなかったというくらいの締まり具合だったようです。

僕の行程や仕上がり感から考えると1.の方法が1番手間もかからず仕上がりも良いのでこれでいく事にしました。
簡単にいうと「スライスする前に叩いておく」。これだけです。

おかげさまで「なんとなく」にしていた事がはっきりしてすっきり!ありがとうございました。

環境や使っている材料、道具などによって結果は変わってくるとは思いますが参考になればと思います。


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by tenstone | 2011-12-02 00:20 | 技法・technique | Trackback | Comments(0)

【まとめ】タタラの切れ

前記事についていろいろな意見を聞かせてもらいましたので、僕なりにまとめておこうと思います。
結果としては一般的に言われている「締め」や「乾燥のコントロール」なのですが、それがなぜなのかを考えてみようと思います。

【1】切れの原因について
前提として
1.粘土は乾燥時に収縮します。
2.乾燥は外気に接している部分から進みます。
3.収縮率は土の密度によっても変わります。
これらの事から、乾燥時に外側と内側の収縮差が出来るため粘土に無理がかかり、耐えられなくなった部分に亀裂が入るのではないかと考えます。
要因は1つではなく複合的なものだとも思います。

【2】対処
普通に乾かすとやはり外側・内側で乾燥スピードが変わってしまうので収縮差ができてしまいます。
全体的に乾かすのに有効なのが新聞紙やビニールをかけてゆっくり乾かすという事でしょう。
しかし、目的は収縮差を少なくするという事なので可能であれば早くても均一に乾かす事が出来ればベストだと思います。
全ての箇所が同じように縮まれば問題ないはずです。
これが難しいので一般的には「ゆっくり乾かす」という方法をとるのだと思います。
問題は【1】の3「密度」についてです。
これが一般的に言う「しっかり締める」ということです。
締めるという事はもの自体の強度も上がりますし、とにかく締めておけば全体の密度を均一化しやすいからだと思います。
これも、目的は密度差を無くすという事ですから一切締めないで全体が緩い状態でもいいのだと思います。強度は少し落ちるのでその他の要因に対しても弱いかもしれませんが。
(ここで話している強度とは陶器としての強度ではなく、焼く前の粘土の状態での強度です)

今回の僕の現象は多分これが原因ではないかと思いました。制作の方法から見てみると縁部分と中部分の密度の違いが出来やすい方法です。
前記事の写真を見て判るように乾燥三日目ですがそれほど乾きムラも無く、まだ湿っている状態です。
ほぼ均一に乾きだしています。
そして、大きな皿にはあまり表れない現象でした。
小さなサイズの場合、縁(締めている)の部分とそうでない部分の割合が近くなり、収縮差に耐えきれなくなる。例えば1:2(高密度:低密度)など。
大いお皿であればその比率は1:10〜となるわけです。
じゃぁ、どうするのか?
全体を良く締める、または縁をあまり締めない。このどちらかだとおもいます。
結論としてはごくごく一般的な事なんですが、自分の中で合点がいきました。
これが正解かどうかは確信出来ませんが、
作り直しが出来ましたらまた報告したいと思います。
ご意見くださった皆様ありがとうございました。また気がついた事ありましたらお聞かせください。



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by tenstone | 2011-11-24 18:14 | 技法・technique | Trackback | Comments(4)

タタラの切れ

仕事場に来て、朝からガッカリしちゃいました。
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ここ1年くらいかな?
丸いフラットプレートを作る時こんな感じでS字に切れる事が多くなったんです。
直径13cmくらい8mm厚のタタラ。
新聞紙をかけてゆっくり乾燥(この時点で三日目)
今までは量を作る事で対処(ごまかし?)してきたんだけど今回は全滅だったのでもうお手上げです。

何か、今までと違う事をしているか?
う〜ん、考えてもわからない。。。。

何か思い当たる事ありましたらご意見聞かせてください。

追記:作り方はこんな感じです→フラットプレートを作る

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by tenstone | 2011-11-23 10:47 | 技法・technique | Trackback | Comments(15)

板皿のふち作り

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僕の作る板皿のふち作りで、わざとバリを作りそれをくるっとしている物があります。
フラットな皿は、こういった処理をする事で使う人に安心感を提供する事が出来るように思います。

まず、薄く作っておいたふちの部分に水をつけ、柔らかくしておき。一気になぞるように指で丸めていきます。
最後はふちの下を撫でるようにして微妙に角度をつけます(たぶん2°〜3°)
細かいようですが、こういった細工の積み重ねで器感が増すのだと思います。




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by tenstone | 2011-11-18 21:04 | 技法・technique | Trackback | Comments(0)

竹串を使った釉掛け

釉掛けの際、手跡を最小限にする為に竹串を使う事があります。

大きめの皿など、釉ハサミが使いづらい時にいいと思います。

使い方は動画でご覧ください



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by tenstone | 2011-11-16 15:24 | 技法・technique | Trackback | Comments(6)

化粧掛けでの高台欠落

読者の方からこんな質問がありました。

〜省略〜
生掛けして板の上に置いたときドライアーで乾かしてまして、はがす時に高台が1部くっ付き壊れます。陶芸センターの貸室でやっているので直接棚板には載せてもらえません。どのようにしたら良いのでしょうか。
〜省略〜

一応メールで返信したのですが、その後なにもないので届いてないのかな?再度この場で返答します。

いつもではないので、あまり気にした事はありませんが確かにあることですね。
僕はケイカル板という板の上に載せていっています。この板は吸水性が良いのでほとんど高台の欠落をしませんがたまになってしまう事があります。
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ケイカル板を使うと写真のように高台と板の間の化粧泥がくっつきにくいような気がします。
はがすと↓
b0022655_17414326.jpg

後はスポンジで拭き取れば綺麗になります。

しかしケイカル板がない時はどうしたら良いのか?
ちょっと考えてみたのですが、板の上に布を敷いてみてはどうでしょうか?
薄手の布の方が邪魔にならないと思います、もしかしたら濡らした布でも良いかもしれません。
実験はしていないのですが一度やってみてはいかがでしょうか。

もっといい方法を知っている方いましたら、コメントください♪

【追記】
ツイッターで大阪の八田さんが「新聞紙」でやっているという情報を教えてくれました。
ありがとうございます!


『台湾茶をたのしむうつわ展 』
2011年10月27日〜11月1日 11:00~20:00(最終日17:00)
会場:酢飯屋(東京・江戸川橋)
【参加作家】
陶磁器: 伊藤剛俊 大中和典 豊増一雄 橋本忍 森岡希世子
ガラス: glass atelier えむに
金属: 稲垣大 加藤大策

また、29日・30日には
お食事付きワークショップも開催されます。
詳細、ご予約はこちらから
(29日、30日在廊します)






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by tenstone | 2011-10-19 17:59 | 技法・technique | Trackback | Comments(2)

化粧の掛け方

高台を持つ事も出来ず、手跡も残したくない場合に有効な方法です。
僕はほとんどこの掛け方でやってます。

底と縁に指をかけ化粧泥に浸けます。

揚げた時に縁が曲がったりしそうな場合はもう一点、二点と支える指を増やします。(基本的には何点で支えても大丈夫です)

作品を置く時に手から滴が落ちないよう向きや角度を工夫します。
作品を置いたら、指をかけた口元を泥の付いた指でくるっと一周。このとき手に付いた化粧泥が指先から伝って作品に流れていきます。


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b0022655_03653100.jpgOneLOVEプロジェクト

被災地へ器を送る支援をしています、ご参加下さい
第9回目、第10回目、第11回目、第12回目、同時募集中


by tenstone | 2011-08-12 20:27 | 技法・technique | Trackback | Comments(2)

素焼き

b0022655_17183296.jpg

粉引や皹化粧の板皿を焼く時に縁をいためる事が少なからずあったので最近は座布団敷いて焼いています。

安心^^



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b0022655_03653100.jpgOneLOVEプロジェクト

被災地へ器を送る支援をしています、ご参加下さい
第9回目、第10回目、第11回目、第12回目、同時募集中


by tenstone | 2011-08-05 17:21 | 技法・technique | Trackback | Comments(0)

乾燥もドントキャット

裏まで釉掛けしたいものに使っている「ドントキャット」
畑の猫除けです。

最近小さな板皿が乾燥で切れまくる。
この前作ったものは20枚近くあったのに、乾燥で8枚ほどに減った。
その後の皹化粧の作業でもまた減る。。。

原因を検証しようと2種類の作り方を試したけど、ドントキャットに載せたら1枚も切れなかった。
これはこれで良かったけど、原因をまた考え直さなくちゃ。
b0022655_20102290.jpg




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よく作品を買えないと指摘されます。すいません…
ivoryさん、WAGOKOROさんにも納品していますのでチェックしてください。
無いものは直接ご連絡ください!
by tenstone | 2011-07-22 20:18 | 技法・technique | Trackback | Comments(0)


札幌の陶工房&器ギャラリー【STUDIO TENSTONE】橋本忍の作品紹介や陶芸のお話。下のマイクマークからインタビュー記事へ


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2月18日〜26日
イル・ドーノ千歳

企画展
3月22日〜28日
銀座三越

ワークショップ&個展
7月28日〜30日
Penélope Vallejo Studio他
(スペイン)

▼終了しました▼

一輪挿し展
2月18日〜26日
イル・ドーノ千歳
橋本忍展
2月9日〜14日
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