<   2009年 10月 ( 9 )   > この月の画像一覧

[#596]急須の口

急須や醤油さしの注ぎ口、切れの悪いのって嫌ですよね。
ちなみに広島では「よぼう」と言うそうです^^
展示会では「この急須、よぼわんかい?」と聞かれたもんです。
b0022655_1023458.jpg

この記事によるとフランスのリヨン大学研究チームが原因と対策を究明したそうです。

というか…
僕らに聞いてくれればもっと早く研究は進んだでしょう^^
たぶん日本の陶芸界では常識的な事では?と思いました。

口は出来るだけシャープに作る。
食器用シリコンなどの防水材を塗る。

ほんとコレだけです。


では今日もクリックおねがいします!→…ranking
by tenstone | 2009-10-30 10:31 | 技法・technique | Trackback | Comments(0)

[#595]親父・陶芸・TATTOO

親父は10年以上も人工透析しながら癌やら何やらと戦っていた。
僕が陶芸を始めた時には既に闘病生活を送っていたので親父が陶芸をしている姿は見た事がないんです。
陶芸を始めて6年しか経っていないけど、実家から買っている粘土もあるので親父の様子を見がてら実家に帰る事は多くなった。
それまでは年に一回も帰らない事も多々ありましたが。
父子はお互い素直じゃないので、僕は僕で親父の様子を心配してるような事は言わないし。親父は僕の仕事の心配はしないふりでダメ出しや僕とは相反する持論をベットの上から言い放つ。こんな感じで上手くやっていたと思う。

子供の頃からいい大人になってまでも、ずっと親不孝な事ばかりしていたけど結婚して子供が出来た時に、親という役職から降ろしてあげたみたいで、なんか親孝行したかな?なんて思いました。
勝手な自己満足でしょうが^^
だけど、男としてはそれだけではすみません。同じ仕事をしていた親父に僕の仕事を少しは認められたいという思いがあるんですね。
陶芸を始めて1年、2年。当たり前ですが突っ込みどころは沢山あります。鼻で笑われている感じでしょうか。
一日中ベットの上にいる退屈なオヤヂはたまに帰ってくる息子へのダメ出しが楽しそうです。
3年、4年。いろいろと活動の幅が広がってきましたが、なかなか親父からお褒めの言葉は出てきません^^(そのために陶芸をやっているわけではありませんが)
ただ、いい仕事をしたのを知った時は文句は出なくなるようになりました。
でもなんやかんやと突っ込んできます。
僕の腕を見ては、
父:「おまえ、その入れ墨は仕事の邪魔にならないのか。」
僕:「大丈夫、大丈夫。(そういう時は)長袖着るから(笑」
と、こんなことまで突っ込んできます。ボケなのかなんなのか?数年の内に何回かこの会話は繰り返されています^^

5年、6年。いろいろとメディアなんかにも取り上げられる事も増え、僕の口からじゃない所からも僕の仕事ぶりを知るようになってきました。
昨年の年末にラジオ番組で20分もの長さで僕の人となりみたいな事を子供の頃から今までについてを、ある事ない事楽しく紹介してくれた事があったんです。
こういうのはわざわざ親や知人には知らせない方なんですが、以外と聞いている人が多い番組だったようで親の知り合いが「息子さん出てたよ、いい話っだったよ」みたいなことになり、母から僕に電話があり、聞きたいから録音したの正月来る時にでも持ってきてと。
ラジオ局に音源をお願いしたところ、なんと!(今時)カセットテープ!?が送られてきました。僕は聞く事が出来ませんがとりあえず実家に持ち帰りました。
相変わらず僕の前では気丈ではあるけど、ベットの上でずいぶん小さくなった親父が小さなテレコを抱えるように聞いてくれました。
ラジオの内容はある事ない事だけど最後は感動的にうまくまとめられた「残りの短い親に聞かせるにはいい話」でした。もちろん親父はこの話の感想なんかは口にしません。
このタイミングで取材してくれた事に感謝です。
その後また、親父と話していると親父の口から

父:「お前、その入れ墨を売りにしてけばいいじゃないか。」
僕:「べつにコレで売んなくてもいいしょ(笑」

なんだかスゴく嬉しかったです、もちろん顔には出しませんが。
ちょっとは認めてくれたかな?なんてね。
それから、ひと月ほどたった今年の2月に父は亡くなりました。
b0022655_20315579.jpg

もっともっと、力がついたら「売り」にしてみようかな^^


では今日もクリック!→…ranking
by tenstone | 2009-10-28 18:52 | 私事 | Trackback | Comments(8)

[#594]研ぎだし


b0022655_20361893.jpg

皹化粧の器は焼き上がった後にもう一つ行程が残っています。

初期の皹化粧は薄くかける釉薬の調合で質感を保つように試みていましたが、どうしても求める質感に近づけるのが難しく試行錯誤を繰り返していました。
そんな中、
茶碗を作った時に茶道の所作のなかでどうしてもこの質感が邪魔をしてしまう場面に出くわしてしまいました。
このままでは茶碗として納めるには心苦しいです。
そこで考えたのが、焼き上がった陶器をさらに研磨するという事でした。
やり方は簡単。砥石やサンドペーパーでひたすら研磨します。
これをすると、焼き締めのようにザラついた皹化粧の表面はとても気持ちのいい質感になり触っていてもストレスがありません。
かなりの時間と体力を消耗しますが、もう戻れません。だって絶対こっちの方がいいんだもん!
というわけで、今日もごしごしやっています(^^
b0022655_20363596.jpg

サンドブラスト(研磨用の機械)を試しに導入してみたいなって思っています。


では今日も応援お願いします!→…ranking
by tenstone | 2009-10-26 20:54 | 技法・technique | Trackback | Comments(4)

[#593]棚板を焼く

b0022655_1736412.jpg板皿ばかり焼いていると…

作品を焼いているんだか、棚板を焼いているんだか。。。

棚板が足りなくなってしまい、急遽棚板を5枚発注した。
それでも、
窯詰めしてたら…ちょっと足りなかった。
消耗品なんだからケチらずに多めに注文しておけばよかったです(^^;


便利なもんで、北海道にいてもネットで注文して中二日で配達されます。
はじめてここで買ってみました→大幸セラミック
なぜか、おまけで中古の支柱を3つ付けてくれました、ありがとうございます。

…ranking
by tenstone | 2009-10-25 17:51 | 陶芸コラム・column | Trackback | Comments(0)

[#592]いいんじゃない!

前記事に書いた「ケイカル板」使ってみました。

いつものようにロクロを引いてケイカル板の上にどんどん置いていく。
明日削ろうと
いつものようにサラッとビニールをかけて帰宅。
今朝、スタジオに来て作品をみて見ると「あれ!?削んなきゃ!」
乾いています、それもいい具合に。
いつもだと上が乾いても高台のあたりはべちゃべちゃだったりするんですが、割と均一に乾いちゃっています♪
持った時に、底が乾いているのでなんかストレスがない感じ。

これスゴくいいかも!
もしかしてこれって僕が知らなかっただけで常識なのかな?
昨日、今日と使ってみた限りではこれを使わない理由は出てこない!ってくらい快適なんですけど!(僕の仕事の流れではね)
というか、木の板を使っている理由も出てこない。(←スイマセン大げさです)
とくに板皿の乾燥には絶対使った方が良さそう。
b0022655_21495191.jpg

カメ板もこれで作ろうかな。

ケイカル板使っている方ご意見お聞かせ下さい〜

…ranking
by tenstone | 2009-10-24 21:52 | 道具・TOOL | Trackback | Comments(7)

[#591]ケイカル板

札幌は紅葉も終わりに向かい、日中の気温も上がらず制作には辛い季節がやってきました。
b0022655_155425.jpg

この時期から作品の乾燥スピードが一気に遅くなり完成までの時間も長くなってしまいます。
そこで以前からちょっと気になっていた「ケイカル板」、正式名称「珪酸カルシウム板」を買ってきました。
石膏ボードの軽い物と考えていいのでしょうか。
ロクロ引きした作品や板皿なんかも、これの上に置いてゆけば木の板より少しは水を吸ってくれるかな?と。
b0022655_1555381.jpg

1820×910のサイズで売っていますので使いやすいサイズにカットします。
はじめに電動ノコギリで切ったのですが、粉塵がスゴいので手ノコで切り始めました。
もしかして!?と思いカッターで切ってみると、簡単に切れました。

さて効果の方は?
これから使ってみてまた報告しますね。

それと石膏板
b0022655_15623.jpg
先月の名古屋の個展の時に数少ない陶芸仲間(といっても大先輩)の金成じゅんこさんと鈴木史子さんに一押しされた石膏板(っていうのかな?)
一個引きの時、ロクロにすえた石膏板の上で引くそう。
鈴木さんが送ってくれました。ありがとう!
これがスゴくいいらしいので、そのうち石膏でいっぱい作ってみようと思います。


これで溜まっている仕事がどんどん進めばいいなぁ。。。

ケイカル板その後

!→…ranking
by tenstone | 2009-10-22 15:22 | 道具・TOOL | Trackback | Comments(2)

[#590]壁

8月にやっていたこの仕事。
完成の写真が送られてきました。

b0022655_1422910.jpg
ほぼパース通りの出来ですね


b0022655_1424294.jpg
この花入れ

えびす庵というお店です。

時間作って行ってみないと…と思いつつ。(忙



!→…ranking

.....................................................................
札幌三越さん、
うつわ謙心さん、
かおんさん
にポットやカップなど納品しました。おまたせしました〜
by tenstone | 2009-10-08 14:10 | 作品・works | Trackback | Comments(2)

[#589]旅のはなし

押し入れの中にあった古い写真を見つけ小一時間ほど見入ってしまいました。
この写真の話。

1990年、21歳
約3ヶ月間、アメリカをバイクで旅をしていました。
目的は無く、ただアメリカを走りたいという気持ちだけで計画。
当初は独りで行くつもりだったけど直前になってビビった(^^;  
そこで高校の時の親友に声をかけると簡単に、「行く」という答えが返って来ました。

ロサンジェルスに着いて、現実が見えてきた。
ホテルなんかとっていないし、街の下調べも何も無い。
とりあえずダウンタウンまでバスに乗り、バイクを調達しようと思ったけど…バイク屋がどこにあるかも分かるはず無い。
ノーアイデア状態です(笑
ロサンジェルスは僕らにとってデカ過ぎました。おまけにダウンタウンは怖かった。
とにかく、この街にいてはよくないと思いサンフランシスコへ向かった。
サンフランシスコなら札幌と同じくらいの規模だろうから何とかなるだろうという漠然とした勘でした。
b0022655_2345358.jpg

サンフランシスコに着くと電話帳でバイク屋を探し中古バイクを手に入れることができました。
ただし思っていた以上にアメリカでもバイクは安くなくて、僕らは1台のバイクしか買えず二人乗りで旅する事になったのでした。
おかげでよく「イージーライダーか!」って、からかわれましたけど。

バイクさえ手に入ればもう不安はありません。
旅は始まりました、

食って、寝て、走る。
これだけ。毎日これだけです。
それだけがが生きるという行為になっていきます。
実にシンプルです。

アメリカ、カナダ、メキシコと北米をぐるっと周り、走行距離は2万キロ。
ハプニング多数、死にそうになった事も幾度か(^^;
自然から、人間から、
この間いろんな事を感じ取ったように思います。

今こうして表現をする仕事をしていると特に思いますが、全く関係ない事でも今まで生きてきた事すべてが重要な要素になってくるんじゃないかと思います。

b0022655_2475490.jpg


機会があればまた続きを。。。

では今日もクリック!→…ranking
by tenstone | 2009-10-06 03:01 | 私事 | Trackback | Comments(10)

[#588]鉄黒片口小鉢

b0022655_14494872.jpg



最近ちょっとアンダーで撮るよさが解ってきたような気がします

Online Storeに作品アップしましたのでご覧ください。
1週間くらいかけて作品アップしていきます。


…ranking
by tenstone | 2009-10-02 14:52 | 作品・works | Trackback | Comments(4)


札幌の陶工房&器ギャラリー【STUDIO TENSTONE】橋本忍の作品紹介や陶芸のお話。下のマイクマークからインタビュー記事へ


by tenstone

プロフィールを見る

カテゴリ

全体
お知らせ
陶芸コラム・column
作品・works
技法・technique
道具・TOOL
展示・exhibition
メディア・掲載
私事
趣味的な話
プロフィール
未分類

お問い合わせ
ホームページ
Online Store4/20up
陶芸用エプロン8/23up

STUDIO TENSTONE
北海道札幌市白石区平和通9丁目北10-16
電話011-866-5067
OPEN 10:00~18:00 日祝休

※個展などで留守にしている事もありますので、お越しの際はご一報ください


2017年スケジュール

個展
10月13日〜15日
@札幌

うつわごと 2017
11月1日〜6日
@大阪

▼終了▼
『お茶をたのしむうつわ展』~台湾茶~
8月4日〜10日
イル・ドーノ千歳
ワークショップ&個展
7月24日〜30日
Penélope Vallejo Studio他
(スペイン)
カップ&ソーサー展
2月18日〜26日
イル・ドーノ千歳
企画展
3月22日〜28日
銀座三越
一輪挿し展
2月18日〜26日
イル・ドーノ千歳
橋本忍展
2月9日〜14日
@うつわ謙心(東京)


2016年の活動
2015年の活動
2014年の活動
2013年の活動
2012年の活動
2011年の活動
2010年の活動
2009年の活動
2008年の活動



作品取扱店
■Galerie h(Geneva)
■il dono千歳(北海道)
■人禾生活有限公司(台湾)
■物.品 Wu-pin(北京) 
■gallery Eclectic (London)
■ivory (webshop)
■うつわ謙心 (東京)
■WAGOKORO (webshop)
■OEN (webshop)
■はしもと陶芸館 (北海道)
■Maud and Mabel(London)
■待入荷(北京)
朝阳区新源南路16号世方豪庭一层



Shinobu Hashimoto


Twitterボタン

以前の記事

2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
more...

検索

タグ

最新のコメント

> sakura-kam..
by tenstone at 10:53
窯の大きさについて、納得..
by sakura-kama at 18:23
>てると さん お久し..
by tenstone at 22:26
横手の急須で検索したら‥..
by てると at 12:02
>michi_potte..
by tenstone at 00:54