[#860]石膏板

前回作っていた石膏板
早速使ってみました。
[#860]石膏板_b0022655_11294082.jpg

形状が同じなのでロクロの上で1個目の石膏板を固定した粘土にそのまま2個目、3個目と乗せていくことができ、そこでの時間ロスと作業の流れの分断が無くなりとてもスムーズに仕事ができます。
また、ちょっと時間はかかりますが底を切らなくても作品が乾いてくると石膏板から外れますので、通常切り離す時にでる1mmほどの無駄も無視して攻め込んだ底作りが出来ます。
※外れるまでの時間は石膏板がもっと乾いてくれば変わってくるかもしれません。
なにより、ロクロを挽き終わった状態から削りまでの間一切触らずにいられるので不本意な変形が無く、よりロクロによる手の表現を保持できるような気がします。

以前、愛知の金成じゅん子さん、鈴木史子さんに教えてもらいカタログやらサンプルまで送ってもらい買おうと思っていたんだけど、カタログを紛失してしまい結局作ってしまった。

北海道って陶芸ガラパゴス?こういう良い情報があまり入ってこないような…

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by tenstone | 2010-12-09 11:55 | 道具・TOOL | Comments(7)
Commented by atsumi_ceramicart at 2010-12-11 03:52
ほほぅ。底を切らなくて大丈夫なんですね。
特に私の場合、切らなくていいなんて、夢のような話です(笑)。

今年は数ヶ月間、ありがとうございました。
急須など、教えてもらいたいものもあったけれど、基本を学ぶのにいっぱいいっぱいでした。しかも、その基本も習得はまだ先ですかねぇ。
来年、釉薬をかけに伺うので、宜しくお願いいたします。
Commented at 2010-12-11 04:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tenstone at 2010-12-11 17:52
□あつみさん
スグレモのですよ!これ
あっという間の数ヶ月でしたね、年明けたらまたね^^
いってらっしゃ〜い
Commented by あめ at 2010-12-13 13:57 x
おらの行ってるスタジオでは、これをキャンバス地の中肉のものでやってます。

利点は、割れないとこ。
です。
そして軽い。
です。
まったく同様、底きり不要です。
乾いてきやしたら、ピールオフざます。
是非、お試し下さい。

特にポーセリンに重宝しちょります。ハイ。
Commented by tenstone at 2010-12-14 10:25
□あめさん
すいません。「キャンバス地の中肉」というのが分かりません。
教えてください、興味あります。
Commented by あめ at 2010-12-16 12:36 x

遅れましたが、説明です。

キャンバス地の中肉ってのは、中くらいの厚さの生地です。
トートバッグとかに使うような生成りの生地です。

色々な厚さがあります。
生地が厚くて重くなるほど(打ち込みが良い)値段が高くなります。

1、キャンバス地を挽きたい大きさの底の大きさに合わせて丸く切り抜きます。
このとき、1ケ所耳(リスの耳くらいの引っぱりやすい大きさ)をつけておきます。

2、ウィールの中心に薄くゆるめた粘土を均等に塗ります。

3、その中心にキャンバス地を貼付けます。

4、その上に粘土を置き、挽きます。(ウィール、キャンバス地、粘土の固まり、となります)

5、形成が終ったら、ウィールとキャンバス地の間にワイヤーを入れ、切ります。

6、リスの耳部分を引っ張りながら乾燥用の板に滑らせ設置します。

7、乾燥。

8、乾いたらキャンバス地は自然に剥がれ、底を削らなくても大丈夫。


うまく説明が伝わるか、心配ですが。
彼らはこれを結構使います。
あんまり高台削るの好きじゃない、てか、削らないで良いように最初から底の厚さを設定して、この技法でやるみたいですよ。

又疑問点ありましたら、どーぞ。



Commented by tenstone at 2010-12-17 10:30
□あめさん
丁寧にありがとうございます。
外国で作陶しているんでしょうか、おもしろいですね。
作品を切り離してから滑らせて移動とういうのは洋書で読んだ事がありますが大きなもの(壷のような)も同じ要領でするんでしょうか、こわいな〜
また、いろいろ教えてください。


札幌の陶工房&器ギャラリー【STUDIO TENSTONE】橋本忍の作品紹介や陶芸のお話。下のマイクマークからインタビュー記事へ


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